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大阪から京都駅 ウォーキング 53km 歩いてみました!
距離
53km時間
11:07消費カロリー
約5,000kcal歩数
約75,000歩
どこかのタイミングで大阪市内を歩きたいな〜って思っていたんですが、どうせなら「そうだ京都、行こう。」という事で、

歩く動機としては「長い歴史をもつ京都へ自分の足で歩いてみたい」というものです。
とはいえ、徒行距離53km、時間にして12時間を考えると期待と不安が入り混じる感覚が新鮮で、はやく歩きたいという気持ちが徐々に強くなっていくんですよね。。。
ウォーキングは楽しく無理なく自分のペースで今からでもすぐに挑戦できるのが魅力ですね。
ルート設定は歩く上で非常に大切な意味を持ちます。
私がルート設定で気をつけることは、以下になります。
① 公園、コンビニなどの休憩スポットがあるか
② ウォーキングにふさわしい歩道が確保されているか(山道、トンネル)
③ 観光名所、気になるお店
④ 野生動物などの情報を参照する
大阪府大阪市港区築港4-4 → 京都駅

京都までのルートは2通りあります。
①「天神橋筋六丁目駅」から長柄橋を渡り、新幹線の高架下をひたすら歩くルート
(新幹線の高架下ということで工場や下請け会社が多い地域です。地域に愛される食堂やコンビニ・ショッピングセンターがあるので休憩や食事には困らないルートです。)
②「天神橋筋六丁目駅」から「天神橋8丁目交差点」を右折して毛馬橋西詰橋を渡り淀川の河川敷ロードをひたすら歩くルート
(淀川を横目で見ながら車や信号を気にせず自分のペースで河川敷を歩けるます。河川敷にはウォーキングロードがありベンチやトイレが設置されています。)
どちらもメリットデメリットがあるんですが、今回は、②ルート途中から①ルートへ合流する流れで歩いてみました。
① am4:00 (0km-10km)
大阪港駅周辺のホテルよりスタートします。
時刻は、早朝4時 気温6度、ストレッチをした後撮った写真だったのでぶれていますが、「天保山大観覧車」です。
寒かったのですが、11月にしては湿度が高かったのでヒンヤリした寒さではありませんでした。
近くの交差点では早朝まで工事をしている作業員の方がいらっしゃいました。(ご苦労様です)
静まりかえった大阪の港町を梅田駅方面へスタートしていきます。
国道172号線を昭和橋西交差点まで直進します。
5キロほど歩くと、体の深部からホカホカ熱を帯び寒さは感じません。
スタート時の服装は、いつも通り軽装にしてます。
ウォーキング時はなるべく荷物は最小限最軽量、服装も最軽量・速乾性・伸縮性のあるものを選びます。\ウォーキングに最適な服装はこちらから/ 人気のある服装② am5:37( 10km-16km )
梅田駅まで来ると朝方まで飲んでいた若い人や、始発で仕事へ向かう方とすれ違いながら城北公園通りを旭区方面へ向かいます。
放射冷却なのかはわかりませんが、体幹として朝6時が一番寒い感じがしました。
「毛馬橋(けまばし)」で大川を渡ります。
毛馬橋は、俳人与謝蕪村の出身地として有名で、京方面へ行く人々はこの渡しを利用した。この地は淀川の本流であったから、行き交う船も多く、船客相手に酒や食べ物を売る煮売舟で賑わったとされる。
抜粋:大阪市ホームページ
大正3年に竣工し繰り返し拡張工事が行われ現在の大橋になっています。
古より商人の交通の要として大変重要な橋だったんですね。いかに大切な橋だったのかがわかりますね。③,④,⑤ am6:50( 16km-23km )
毛馬橋を渡り城北公園へ進みます。
これより長い河川敷の道のり始まるので、公園手前のコンビニで「おにぎり2個と麦茶を購入」そして朝食を吉野家 城北公園前店で「朝定 Wハムエッグ納豆定食」をいただきました。
ウォーキング中は「極力荷物を持ちたくない軽量で歩きたい」なので買い物もスマホ決済で済ませます。最軽量のカードケース(財布)に身分証明書・保険証・お札1万円だけ入れておきます。
長距離を歩くときは荷物など体に負担のかからないように気を付けています。
以前ノートパソコンや周辺機器等をリュックに入れ30キロ歩いたことがあるんですが、肩だけが痛くなり本当に地獄でした。途中でパソコンを「捨てたい!」と真剣に思うほど苦痛でした。
打ち合わせや出先でコワーキングスペースを利用するので10キロ前後なら問題なく歩けるんですが、30キロ以上となると肩が壊れます。
体は鍛えられますが少し意味合いが違うかなと思います。楽しく挑戦したいが大前提なので、苦しんで達成しても次に続かないと考えます。
城北公園では毎年11月頃に開催される「城北菊花展」も見たかったんですが時間的な問題で次回にとっておきたいと思います。
城北公園河川敷(北大阪サイクルライン)を鳥飼大橋まで進みます。
河川敷の土手をあがると、朝日を受けて秋特有の冷たい透き通った大気が、河川敷に広がる緑の公園を清々しく感じさせます。
普遍的な風景なんですが、この景色の中を歩ける幸せはなんとも言えないですね。痛風の時期を思うと「歩ける」って本当に幸せなんだなと実感します。
淀川を左手に見ながら河川敷にはいくつもの運動場やバーベキューエリア、公園、野球場、テニスコート、そして早朝のランニングや登校する学生とすれ違いながら歩いていきます。
私の場合20キロ過ぎたあたりから、ふくろはぎが若干張ってくる感じがします。
今回のルートでは30キロを過ぎたところで1回休憩を入れたいと思います。
鳥飼大橋を渡ります。
この時間帯、多くの学生が自転車で学校へ登校するルートになっているため、徒歩で橋を渡っていたのは私だけでした。
おそらく邪魔だったと思います。(ごめんなさいね。)\ウォーキングに必要な持ち物はこちらから/ ウォーキング便利グッツ⑥,⑦,⑧ am9:07( 27km-35km )
鳥飼大橋を渡り先程とは反対側の「淀川河川公園 河川敷」から「東海道新幹線 高架下」を沿いを京都府へ入っていきます。
日が昇り、朝の明るさが加速度を増して広がる雲ひとつない上天気です。
気温も10度ぐらいで、時速5キロで歩いています。
本当ならTシャツで歩きたいのですが、路上では朝の通勤ラッシュがスタートしつつ、若干周りの目が気になり、まだランニングジャケットが脱げません。
軽快に歩いていると「千本つきの歌碑」を横切りました。
最初は何の石碑がわかりませんでしたが、調べたところ、
「千本突きとは、長さ約1m半の杵を持って、堤防の土を固める作業のことです。明治18年の淀川の洪水をきっかけに、本格的な堤防工事が行われました。工事は村ぐるみの集団労働で、その際、歌われた歌詞が石碑に刻まれています。」
抜粋:ぷらっと阪急ホームページ
なるほど、、、淀川の洪水の度に近くに住む農民が男女関係なく工事に参加して、堤防の地固め作業の際に歌われた謳なんですね。
どんな思いで作業されたんでしょうね。桂川、宇治川、大津川を汲む淀川の水量を考えると堤防決壊時には様々なものを飲み込み流してしまったんでしょうね。
命を守る防衛壁は強固な要塞との想いが歌に込められている事が伝わります。
youtubeで「千本つきの歌」というタイトルでアップされていますが、「歌い手との掛け合いの声が力強く」感じます。是非聴いてみてください。
ここから一旦、鷺打橋を渡り河川敷を離脱して、東海道新幹線高架下を歩きます。
20キロ近く河川敷沿いを歩き味変ではないですが、新幹線の高架下を歩くのもいいですね。
20,30分に1回新幹線が通る度に体感できる振動がいいですね。。
京都〜新大阪間は新幹線で13分です。
時間をお金で買う訳ですから早いのは当然で便利ですよね。
こちらは、徒歩で10時間以上かけて京都〜大阪間50キロの道のりを歩く訳ですが、歩く事にどういった意味があるのか?
文明の発達で短時間で遠くへ移動が出来るようになった一方、自分の足で歩く事が少なくなり体の老化を早めているという皮肉な結果を招いています。
決して「文明の力が悪い」と言っている訳ではなく歩くという事に意識を持ち足を丈夫にする必要があるという事です、なぜなら老化は足からくるからです。
そして新名神高速道路(高槻八幡京田辺間)の建設現場を見ながら先へ進みまます。少し神秘的にも見えてきて迫力があります。\ウォーキングの楽しみ方はこちらから/ テーマに合った歩き方⑨,⑩ am11:49( 39km-43km )
かかとを擦るタイミングの歩き方が目立ってきました。
そろそろ休憩を取りたいところです。
そして、気づくと京都府へ入りました。
171号線沿いの「江川公園」で小休憩を取りました。
城北公園手前で購入したおにぎりと麦茶で足の疲れを癒しました。
この公園は屋根付きの休憩場所があり15分ほど休ませていただきました。
公園には水道・トイレがある所を選びます。
汗は首から背中、腕、をつたい手に溜まる事があります。休憩時には顔・首・腕の汗を洗い次のリスタートへリフレッシュします。
リスタートは足が重く足の裏に鈍痛が残りますが、すぐに通常通り歩けます。
そして「大山崎IC」の下を潜り抜け高速道路に沿って歩きました。
結構前からTシャツで歩いてます。
高速のインター近くには、運送系や金属関連プレス工場が多くあり独特の雰囲気を感じます。
山高く積み上げられた空き缶のブロックは圧巻です。空き缶再資源化の城と言った感じですね!(11,12) pm1:59 ( 47km-52km )
今回の大阪京都間ウォーキングの裏テーマとして10時間以内で50キロ歩きたいというのがありました。
桂川→西高瀬川→鴨川を三つの橋を渡り、鴨川の河川敷付近で13:59分、距離にして50キロちょうどでした。
何とかギリギリでしたが、am4:00にスタートして13:59時点で50キロ歩き切れたのでひと安心です。
先ほどの江川公園での小休憩から2回目の休憩を鴨川の河川敷ベンチで取ります。
1つ目的が達成できたので気持ち長めに休憩しました。
鴨川のゆったりした川の流れに調和したように西日緩やかで何も考えず足の裏を揉みながらボーッとしていました。
あとは、余力で京都駅まで歩きたいと思います。不思議な事に何か達成出来てしまうと、どっと体が重く感じます。
鳥羽大橋を渡り再び鴨川の河川敷を歩きます。
久世橋通に入り任天堂の本社を通り過ぎ、十條駅から京都駅まで直進してゴールです。
2回目の休憩後、京都駅までの道のりが長く感じました。3キロぐらいなんですけどね。。。
その後、京都観光はせずに伊勢丹に入ってる笹屋伊織さんの豆大福を買って電車で大阪に戻りました。
まずは、京都駅まで無事故で歩けたのは本当に良かったです。
晴天に恵まれ何気ない日常の空気を感じながら歩けるのは幸せですね。
日常の「当たり前」をありがたく感じる瞬間です。
ホテルに戻り足の小指に違和感を感じたので見てみると水膨れになっていました。
